正式に「母の日」として制定されたのは1914年です。ウェストバージニア州の知事が、「5月の第2日曜日を母の日にする」と宣言し、その背景には、アンナ・ジャービスの働きかけがあったと言われています。
アンナの母親は、南北戦争で負傷した兵士のお世話をしていました。この女性は負傷兵の衛生状態を改善する「マザーズデー・ウォーク・クラブ」を立ち上げ、敵兵のケアも献身的に行っていたとされています。母親が亡くなった2年後の1907年5月12日に、娘のアンナは亡き母を追悼する会を教会で行い、母が好きだった白いカーネーションを参加者に配布しました。これが「母の日」の起源と言われております。
私の母もすでに他界しております。今年の母の日は母の好きだったお団子と普段お供えする季節の花と一緒に白いカーネーションをお供えしました。「親孝行したいときに親はなし」と言われていますが、実際に親孝行をしている人は少なく社会人の約4割が親孝行をしていないと回答したというデータもあります。私は母の日だけに豪華な花や贈り物をする普段は親孝行をしない人だったと後悔しています。
私は母の日だけに豪華な花や贈り物をするのではなく、日頃から感謝の気持ちを持って「お母さん、ありがとう」というだけでも素敵なことだと思います。
記事:神田あづさ
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