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農業体験

t-ohkubo6

更新日:2024年10月17日




9月29日(日)に世界遺産「大崎耕土」で実施された「環境にやさしい農業をZ世代が学ぶ!サスティナ東北食育交流会」に健康栄養基礎演習の授業の一環で健康栄養学科1年生が参加しました。

 午前の農業体験ではNPO法人鳴子の米プロジェクト理事長の上野健夫さん指導のもと、鎌での稲刈りと杭掛けを体験しました。




 私たちが1日に食べているお米って稲にしたらどのぐらいか考えたことありますか?1食で4株、1日で12株なんだそうです。(下の写真)

                                         



 日本国民が食べているお米を賄うだけの田んぼってどのぐらいなんだろう・・・🙄❔と考えてしまいました。米は輸入に頼らずに国内で賄えていることを考えるとすごいですよね。参加者40名ほどでも田んぼの一角の稲刈りと杭掛けに1時間以上かかったのですから・・・コンバインなど大型農機具の導入あってこそですね。

お昼は大崎耕土で作られている幻のお米「ゆきむすび」のお弁当(下の写真)をいただきながら参加者同士の交流を深めました。低アミロース米ということでもちもち食感・・・おいしかったです😊



 午後はグループに分かれて「環境にやさしいサスティナブルな農業」について意見交換会を経てパネルディスカッションが行われました。作り手の熱い思いや今回の体験を通して感じたこと、普段の食生活について多くの意見交換がなされました(下の写真)。その一部紹介します。



(上野さん)作った米が高く評価されるのは嬉しいが、高くなるとコメ離れが進む…と困る。適度な価格でお米を食べてほしい。お米が売れないと作り続け、次世代に伝え継ぐことができない。伝統的な米作りを伝承しおいしいお米を食べてほしいという思いで、どれだけ大変でも、毎年一部は杭掛けを続けている。(杭掛け:稲のまま天日干しで乾燥させることによって米が稲わらに残っている養分をゆっくり吸収し追熟されるためおいしい)


(中鉢さん)20年以上殺虫剤を使わない有機栽培をしていて思うこと・・・初めは稲に虫が付いて大変だった…少しずつ害虫の天敵となるカエルなどの生き物が増えてきた。自然の生き物との共生の延長に米作りがあると考えている。


(学生)今回の稲刈りと杭掛けも人手がいる大変な作業だと感じた。伝統的なコメ作りを続けていくには、その米を購入する人を増やすことが大事だと思う。この間、サクランボの収穫のボランティアに参加したが、とても大変だった。作り手の苦労を感じたことで、産地を確認して地域で作られている野菜や果物を買うようになった。

今回の体験を活かして管理栄養士として発信していく学生の未来を想像しました。

今回お世話になりましたNPO法人鳴子の米プロジェクト理事長の上野健夫様、大崎市農業委員の中鉢守様、農林水産省消費・安全局の鶴岡佳則様、東北農政局の皆様、その他関係者様に感謝申し上げます。


〈東北農政局HP〉



                                  記事:中島 里美

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