7月6日、復活の第1回アカデミック・カフェが開催されました。演者は、心理福祉学科の高田洋平先生でした。講演タイトルは、「都市貧困層とストリート」と題して、(講演要旨より、、、、今日も皆さんが通ってこられた 「道」、 ストリート 。普段ほとんど意識することのないこの空間は、 その表情が場所、時代によって大きく異なります。今は「静か」な日本のストリートも、 一昔前には、人々が 立ち話をし、野良猫や野良犬がいて 、 おじいちゃんが将棋を指したり、椅子にすわって道を眺める青年がいたり、多種多様な人や モノに溢れていました。 またアジアではまだそうした表情を残しているストリートもあります。しかしなぜ、 場所や時代によってそのような違いが生まれるのでしょうか。またそ れ は何にとってどのような意味で重要なのでしょうか。今、人類学ではこのストリートに着目した一群の研究が行われています。今回は貧困層 とされる人々との関係から 、みなさんにとっては何でもない空間であるストリートについて、人類学的な知と視点に基づき、考えてみたいと思います。)およそ1時間興味深い話が展開されました。
私が気になったのが、道に「停留」させるというお話でした。どうしたら、道に、広場に人々を停留させるかと言うことは、それなりの創意工夫が必要で大変面白い話題でした。単純に道端に椅子を設置しても人々は座らない。では、どのようにすれば座るようになるのか? ヒトを呼び込む方法です。これって、本学にも応用できそうです!
どうしたら、もっともっと活気あふれる構内になるのか、、、
他分野の研究者とDiscussionとすると物の見方、視点の置き方の違いに気が付き、知的興奮が呼び起こされることがしばしばあります。出来るだけ異なる分野のヒト達と交流をして頭の柔軟性を保っていきたいものだと思いました。
当日は、Zoomも含めると20名程度の方にご参加頂き、予定の質疑応答時間30分があっという間に過ぎてしまいしました。
高田先生、どうも有難う御座いました。次回は、グローバル・スタディーズ学科のフリードリック・ダニエル先生から「お寺の塀を乗り越えて -日本における宗教とマラソン-」と題してご講演を賜ります。今から楽しみです。
参加は自由です。皆様も是非ご参加ください。
記事:大久保 剛
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