大久保ゼミでは、4年生は可能な場合、積極的に学会発表を行なってもらいます。
7/6~7に和洋女子大学(千葉県市川市)で第12回日本食育学会が開催されました。
会場は管理栄養士の先生、栄養教諭の先生、企業の方など食育に関わる多種多様な方々が参加されていました。
シンポジウムや教育講演など会場では熱気溢れる討議が行われました。そんな中、口頭発表することは、フロアーから建設的な意見を頂戴し、自分の研究の妥当性や改良点などを見極めていく実践トレーニングの場としてはうってつけです。今回は、質問が沢山出て、今後の研究に役立つ意見もいくつか頂戴することが出来ました。更に、フロアーの皆さんに自分の研究を的確に伝えるプレゼンテーション能力も問われるので、自己肯定感を高めるのにも有益です。
今回発表してくれたゼミ生も、緊張もあったかと思いますが、卒なく質疑応答に対応してくれたので実に頼もしい姿でした。教育講演である先生が、栄養士・管理栄養士の世界もきちんと研究をして、学会で発表し、論文投稿して研究を形にすることの重要性を説かれていました。これから「栄養学」にはますます成果をまとめて世に問うことが重要になってきます(社会実装に向けて)ので、こういう場で揉まれることの意義を改めて感じます。
今回発表してくれた学生さん、お疲れさまでした。自信をつけてくれればと思います。
最後に、「食育」とは、ある先生が、声を大にして言われていましたが、、、ご自身は、今まで1000人単位の規模で栄養に関する親子教室を開催しているが、一向に世間に広がっていかない。また別の先生は、先日の能登の震災に日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)で現地にすぐ入ったが、被災民に全く栄養の情報が届いていないことに愕然としたと言われていました。やることも多ければ、難易度も高い「食育」、だからこそ研究する意義があると改めて感じました。我々も頑張って行きましょう。
記事:大久保 剛
Comments