5月7日、県立宮城野高校3年生のお二人が、探求学習のために私を訪ねてくれました。研究者として、自分の論文を読んでもらってアポイントを取ってきてくれることは研究者冥利に尽きます。discussion は1時間ちょっと続きましたが、しっかりと勉強されておられ、逆に高校生の意見に触れて、私の方がディスカッションを楽しませてもらいました。
探求心を磨くことは、私たちが新たな知識と経験を積む上で欠かせない要素です。アルベルト・アインシュタインが「大切なのは、疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない。"The important thing is not to stop questioning. Curiosity has its own reason for existing."」と言ったように、知的好奇心は私たちの生活に新鮮な刺激と喜びをもたらします。この好奇心があるからこそ、私たちは未知の事物、新しいアイデアに挑戦し続けることができるのです。
また、探求心は自己の限界を超えるための推進力ともなります。何事にも興味を持ち、問い続けることで、その答えを求める過程で多くのことを学びます。この学びが積み重なることで、自分自身の見識が広がり、多角的な思考が身につきます。これは、社会に出たときに求められる複雑な問題解決能力の基礎となるのです。
さらに、探求心は他者とのコミュニケーションを豊かにします。多様な分野に興味を持つことで、さまざまなバックグラウンドを持つ人々との対話が可能になり、互いの理解を深めるきっかけを作ることができます。このように、探求心は学びの面だけでなく、人間関係の構築にも大きく寄与します。しかし、探求心を持つことは、常に簡単なわけではありません。時には困難や挫折に直面することもあるでしょう。しかし、その困難を乗り越えることができれば、それ自体が一つの大きな学びとなり、さらなる自己成長へと繋がるのです。
これから探求学習を始める皆さん、高校生の皆さんへエールを送ります。探求の旅は時には険しく感じるかもしれませんが、そのすべてが皆さんの成長に繋がっています。好奇心を大切に、一歩一歩前に進む勇気を持ち続けてください。皆さんの努力は必ずや実を結び、未来を形作る力となるでしょう。皆さんの無限の可能性を信じています。頑張ってください!
記事:大久保 剛
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