12月2日の新進気鋭の大脳生理学者で「記憶や海馬」に関する著作がたくさんある、東京大学薬学部教授の池谷裕二先生にお越し頂き、本学で講演会を開催することができました。今回の講演タイトルは「脳の未来、AIの未来」と題して、生成系A.I.の話を90分に渡り、様々な論文に基づくエビデンスを交えながら、示唆に富む内容を展開して頂きました。当日聴講した学生たちは、目を輝かせて食い入るように先生のお話に耳を傾けていました。
本当に面白い講義は、あっという間に終わってしまいます。大学で一番大事なものは「教育の質」つまり、質の高い講義を繰り広げることなのだと今一度、初心に帰って認識させられる講義でもありました。人間の本質にある「知的好奇心」をどうやってくすぐるか、講演内容とは違う部分でも考えさせられる圧巻の講義でした。
当日は、テレビの生放送出演のためトンボ返りで帰郷されました。次回は、是非ゆっくりと仙台を堪能していただきたいと思います。
さて、生成系A.I.の世界は何れ、人間を支配するのでしょうか? それは、A.I.の本質が見えてくれば誰にでも分かる答えであることを池谷先生は指摘されていました。少し、近未来の世界を皆様も考えてみてはいかがでしょうか。
池谷先生、貴重で有意義なご講演有難うございました。
記事:大久保 剛
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