本当に久しぶりに自分のCDラックから取り出した1枚のアルバム。そのアルバムは、YMO(イエロー マジック オーケストラ)のソリッド・テイスト・サバイバー。発売は1979年で、もう40年以上の時を経過しているのに全く色褪せることのない名盤です。私が購入したのは大学生の頃だから25年は経過しています。
皆さんは、YMOをご存知ですか? 1980年代世界のミュージックシーンを席巻し、逆輸入された伝説のグループを。あのマイケルジャクソンがYMOの「Behind The Mask」をカバーし、テクノポップのバンドを中心に多大な影響を与えました。
天才・坂本龍一、奇才・細野晴臣に化学反応を与えた高橋幸宏の3人が織り成す世界観に包まれた instrumental music は、皆さんも聞けば、YMOを知らなくても、聞き覚えのある名曲の数々です。どこか西洋で、噛み締めていくと和風のテイストが織りなし、あれっ、The WHO? あれっ、The Rolling Stones? と思わせて実は、琉球音楽? こんなに緻密に計算され、遊び心がぎっしり詰まった音楽だからこそ、今なお聞いても実に格好が良い、心地よいサウンドなんですね、、、本当にこれだけの時を経ても全く色褪せることがないこの名盤、もし機会があれば聞いてみて下さい。
で、、、突然なんでYMOの話をしたかと言いますと。実は、「栄養学」という学問は色褪せない学問だと最近感じています。キーワードは「色褪せない」です。
3大エネルギー産生栄養素、脂質、糖質、炭水化物、、、もう栄養学は全てをやり尽くされた古い学問だと思われていました。しかし、2020年の日本人の食事摂取基準でやっと新たに3歳以上の飽和脂肪酸の目標量が設定されました。こんな根本的な脂質ですら「穴」がありました。やり尽くされた感のあった学問を見つめ直すとまだまだやることが山積されています。ここでは書ききれないので、いろんな場面で紹介していきたいと思いますが、、、
まだまだ色褪せることのない、栄養学。これを社会の最先端で国民に啓蒙していくのが管理栄養士の役割の一つです。対象が色褪せないのですから、職業が色褪せるわけがありません。ただ、色褪せさせないようにしていくもの管理栄養士の役目です。だから、管理栄養士の進歩を止まらせてはいけません。そのためには日々勉強をしないといけません。そして、栄養学、管理栄養士に興味を持っていないといけません。
後期が始まります。私も学生の興味を引き出す工夫をしながら、自分自身も勉強を楽しみたいと思います。
YMOの最高傑作は?
坂本・細野の傑出した才能のある二人の作品ではなく、高橋幸宏さんの作曲したRYDEENでしょ! 耳にすれば、絶対に聞いたことがあるかと思います。多分、、、
記事:大久保 剛
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